サンズチャイナ社長のウィルフレッド・ウォン博士によると、ザ・ロンドナー・マカオは、訪マカオ旅客数が増えてからの2021年2月に開業する予定をしている。
水曜日の記者会見でウォン博士は、20億米ドル(約2,147億円)をかけて行うザ・ロンドナー・マカオの改装の大掛りな工事のほとんどが終わり、あとは外壁とエントランスだけがまだ工事中だとマスメディアに伝えた。
ウォン博士は「ザ・ロンドナー・マカオは来年2月初旬にオープン予定。小売とレストランも同時に開業する」と述べた。
「ロンドナー・マカオの再建と改装で、常に非ゲーミング要素の多様化を目指し、コンサートホールといくつかのレストランを加えた」とマカオのサンズチャイナで非ゲーミングの要素を開発して行く意思を主張した。
また、ゲーミング粗収益(GGR)が段階的によくなっていくにつれて、同社のマカオにある施設の客室稼働率が12月に40%を上回ると言う意見を伝えた。ここ数週間で高級小売のセクターが大幅に改善したことも付け加えた。
ザ・ロンドナー・マカオの外観の改装によって、施設のメインの正面部分ではビッグ・ベンの時計台とともに英国会議事堂が再現される予定。その中には、6,000席の新アリーナ、リブランドされた新モールやストリートショーの他に、VR体験、新しい中国東北地方及び四川料理レストラン、タイ料理レストラン、英国風レストラン「 Churchill’s Table」、そして有名シェフのゴードン・ラムゼイ氏によるガストロパブを特徴としている。
プロジェクトではまた、既存MICE施設の収容能力の拡大も計画されており、ウェストエンドのブロードウェイショーもシアターで上演される予定。ザ・ロンドナーにはピカデリーサーカスのエロス像、2階建てバス、パプ、電話ボックス、イギリスのポップカルチャー、衛兵交代、その他ロンドンを象徴する多くの物が設置される。
ゲーミングスペース自体は変わらないものの、サンズ・チャイナはゲーミングオプションの拡大の可能性も示唆しており、テーブルは最大450台、スロットマシンは2,000台にまで増える可能性がある。4ホテルを渡って6,000以上の客室のうちの約600室が以前は「ホリデーイン・マカオ」として知られていたホテルの中の高級スイート客室になる予定。