業務執行取締役兼CEO
スター・エンターテインメント・グループ
パワースコア: 1,161
昨年の順位: 20
評価理由
• 主要市場であるシドニーおよびクイーンズランドで積極的な成長戦略を先導
• アジアのチョウ・タイ・フック(周大福)およびファーイースト・コンソーシアムと戦略的パ
• ートナーシップを実施 オーストラリアのNo.1カジノ事業者であるクラウン・リゾーツにスターが挑戦するよう配備
かつてオーストラリアカジノ業界の弟的存在であったスター・エンターテインメント・グループは、マット・べキアー氏の指導の下、長い間、業界の先導者であったクラウン・リゾーツから、明らかにその中心的存在の称号を盗もうと沸き立っていた。
スターは、新型コロナウイルス感染症による影響から逃れられないでいる。国が封鎖となり、3月中旬にシドニーとクイーンズランド州のカジノが一時閉鎖となり、それ以来7月上旬の営業再開となるまで旗艦施設であるスター・シドニーを制限し続けなければならなかった。しかし、クラウンよりよっぽどましであった。クラウン・メルボルンカジノは7カ月以上の間立ち入り禁止のままである上、おまけに経営陣はNSW規制による尋問に直面していた。
スターは、シドニー市場において、結局のところクラウンを競争相手として数えることになるかどうかは誰にもわからないが、その間にも、旧エコーとして世間に認知されていた同社は徐々に参加料を上げ続けている。
最近プレミアムゲーミング施設へとアップグレードを終えたスター・シドニーは、まもなく同グループが政府に提出する第2次の複数計画と合わせて、豪華で新しいリッツ・カールトンホテルタワーが脇を固めることになるかもしれない。
ブリスベンの36億豪ドル(約2,689億円)のクイーンズ・ワーフ開発もまた順調に進んでおり、この開発は、ブリスベン市内のウォーターフロントおよびその周辺26ヘクタールを網羅する大規模計画で、2022年に開業予定である。香港大手チョウ・タイ・フック(周大福)およびファーイースト・コンソーシアムとの合弁会社であるクイーンズ・ワーフは、完成すれば断トツでオーストラリア最大のカジノリゾートとなり、高速道路をわずか1時間下ったところにそびえるザ スター ゴールドコーストへの見事な補完となるだろう。