理事長
日本中央競馬会
パワースコア: 1,349
昨年の順位: 無
評価理由
• 日本中央競馬会で多数の役割を兼務する、業界45年のベテラン
国庫納付を通じた貢献をする一方で、競馬の健全性を確保する公共団体として1954年に設立された日本中央競馬会は、日本競馬の管理組織であり、全国10カ所の競馬場とコース外の38場外馬券売り場を監視している。
JRAモデルでは、年間レース売上金の10%と毎年の会計年度末に生じた余剰利益の50%を国庫へ納付している。その中の4分の3が畜産改良用に、4分の1が公共・社会福祉に活用されるようになっている。
2019年に桁外れな274億米ドルにもなる売上高を記録した世界最大の競馬市場である日本の昨年の納付額は、26億6,000万米ドルに達した。
JRAの理事長である後藤正幸氏は、2014年に62歳でそのトップの座に就き、何十年にも及ぶ経験を明らかに名誉ある仕事と見なされている職務に活かした。
東京で生まれ育った後藤氏は、JRAで過去45年間従事し、ニューヨーク駐在員事務所長、国際戦略企画部部長、広報部(ファンサービス事業部)次長、経営企画部本部長などの広範囲にわたる任務を果たしてきた。
2006年にJRAの理事、2011年にはレーシング政策、厩舎制度と競走馬生産の常務理事を務めた。