創立者兼支配株主兼CEO
ナガコープ
パワースコア: 1,485
昨年の順位: 14
評価理由
• 香港に上場するナガコープの過半数所有者
• 個人的にナガ3追加の35億米ドルの半分の資金を提供
チェン・リップ・キョン氏は、アジアのゲーミングにおいて最も素晴らしい物語の1つを書き続けている。元医師であるキョン氏が67%を所有し、香港証券取引所に上場するナガコープは、4月から7月まで新型コロナで休業する前、プノンペンにある統合型リゾートのナガワールドが、今年の第1四半期にゲーミング粗収益を15%増加させたことで、上半期は利益とプラスのEBITDAを計上し、投資家に配当を支払ったことを報告している。8月の再開においては、主にカンボジア首都で急増する中国人駐在員のおかげで、ナガワールドのVIPロールは第1四半期の1日平均の98%、マステーブルバイインは90%そしてマシン投入額は93%となった。
その前には2017年のナガ2拡張のオープンがあり、GGRは2年間、優に10億米ドルを超えていた。ポール・スティールマン設計のナガ2によって、ナガワールドはトップの地域型ゲーミング地に対抗できるようになり、そのVIP収益は2017年の6億2,500万米ドルから昨年には12億4,000万米ドルへとほぼ倍にな った。
カンボジアと中国が親密な関係にあり、そして東南アジアで豊かさが拡大する中で、ナガコープは屋上スイミングプールと空からメコン川を見下ろすゲ ーミングスイートを持つ35億米ドルのカンボジアで最も高層となるナガ3を開発しており、その2025年の完成予定は新型コロナの中でも変わっていない。カンボジア政府は、拡張合意の一環としてプノンペンの半径200キロ圏内のナガの独占権を2045年まで延長した。ナガコープのゲーミングライセンスは2065年まで続く。ナガ2のルールブックに従って、チェン博士は持株比率を74%に引き上げることになる株式と引き換えに費用の半分を負担する。
数十年間におよぶ戦争、そして1995年の大量虐殺政権からまだ揺らいでいる国で、遊覧船の上からスタートした新米事業者にとっては悪くない。カンボジアはついにその待望のゲーミング法制定の手続きに入っており、7月に閣議決定され、9月に議会を通過した。誰よりも先にナガコープの可能性を称賛していたアナリストの一人であるユニオン・ゲーミングのグラント・ゴバートセン氏は、ゲーミング法からの「ネット・ポジティブ・インパクト(全体としてプラスの影響)」を予想する。
「結果、この地域で圧倒的に低水準の、非常に低いゲーミング税になると予想されているものの、それがより国際的な水準の規制システムの導入を通じてカンボジアのゲーミング業界を高めてくれる。そしてこれが、ナガのライセンスの価値を増大させる」と話す。