韓国の首都ソウルでは、新型コロナウイルスの新規感染者数が最近増加していることに歯止めをかけるため、市全域で制限が強化される中、市内の全カジノが最短でも今後2週間休業を停止する。
韓国疾病管理本部(KDCA)は日曜、新型コロナウイルスの新規感染者数が271人(うち255人が市中感染)となったことを報告した。新たな感染の波が来る可能性がある中、一日当たりの感染者数が300人を下回ったのは6日ぶり。ソウルで109人、京畿道で74人、仁川で23人の新規感染が確認され、今年に入ってからの韓国全体の感染者数は31,000人を超えた。
それに対応して、ソウル特別市は火曜から、同地域のソーシャルディスタンスレベルをレベル2に引き上げ、市内にある4つの外国人専用カジノの営業停止を求める新たな措置を実施している。その4つのカジノは、江南COEXと江北ミレニアムソウルヒルトンにあるグランド・コリア・レジャー(GKL)のセブンラックカジノ、パラダイス社のパラダイス・ウォーカーヒルと仁川にあるパラダイス シティ。
GKLは月曜、お知らせを掲載し、「首都圏でのソーシャルディスタンスが2段階目に引き上げられたことに従って」最短でも今後2週間、営業を停止すると正式に発表した。 休業期間は月曜午前0時に始まり、12月8日火曜午前9時まで続く。
レベル2の制限の下で、小規模ビジネスは一度に最大100人までに制限され、公共施設は30人、スポーツイベントは通常の収容人数の10%に制限される。
学校や幼稚園も定員の3分の1という出席上限の対象となり、ナイトクラブや娯楽会場は休業しなければならない。レストランは午後9時までの営業が認められており、その後は持ち帰りおよび配達サービスでの提供のみ許可されている。