アジアのゲーミングにおける最も影響力のある50人をランク付けするために、委員会は100人近い候補者を検討した。この5人はパワー50の目前まで来ており、来年新たに加わる可能性が最も高いと注目されている。5人は51〜55位にランク付けされているが、以下ではアルファベット順に紹介する。51位には誰がランクインしたのか!
アンドレア ・ ドミンゴ
会長兼CEO
PAGCOR
フィリピン娯楽賭博公社のトップとして、アンドレア・ドミンゴ氏は規制当局者と事業者の両方の顔を持つ珍しい立場にいる。フィリピンゲーミング業界を大惨事に陥れている新型コロナに対処しなければならないのはもちろん、それ自体が独自の課題を生じさせている。
しかし2020年を除くと、ドミンゴ氏は全体的に好調な成長期間を監督しており、カジノGGRは3年前の33億米ドルから2019年には49億2,000万米ドルに達した。また、オンラインゲーミングの管理強化にも尽力しており、フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーターズ(POGO)の形成もその1つだ。
ダミカ・ペレラ
業務執行取締役
バリベル・ワン
スリランカで最も裕福な男性は、国内の4つのカジノライセンスのうちの3つを所有し、バリーズ・コロンボ、ベラージオ・コロンボ、MGMコロンボを運営している。しかしクイーンズベリーに2億米ドル(約218億円)の統合型リゾートを建設するという彼の計画は、2017年に政府によって打ち砕かれた。しかし今のところそれで彼がひどく混乱するということはなく、お隣のインドでのカジノゲーミングの厳しい管理から利益を得続けている。
アルバート・ヤン
会長
エンペラー・グループ
スタンレー・ホー氏の初めてのVIPルーム進出を支えた古い友人のアルバート・ヤン氏は、お返しにホー氏のコンセッションの下で運営するサテライトカジノを与えられ、それを最大限に活用した。ヤン氏のグランド・エンペラー・ホテルは、マカオ半島の素晴らしいロケーションにあり、ホー氏の旗艦施設であるリスボアのすぐ近くに位置している。しかし、多くの半島施設同様、近年の課題は、対岸に現れてきた巨大IRとの競争となっている。
ソニー・ヤン
代表取締役会長
サクセス・ユニバース
ソニー・ヤン氏は非常にユニークな人物だ。2008年に彼がオープンしたポンテ16は、レクリエーション施設、レストラン、カフェ、バー、高級スパを持つマカオのインナーハーバーでは唯一の種類の施設で、海岸沿いの2.3ヘクタールの土地に建っている。ヤン氏が72%の株式を保有するサクセス・ユニバースは、ポンテ16の49%を所有し、新型コロナが打撃を与えるまでは、見事な成績を収め続けていた。2019年の利益は、前年比36.1%の伸びを記録した。
ヨー・テヨル
社長兼CEO
グランド・コリア・レジャー
ヨー・テヨル氏は、2018年6月にグランド・コリア・レジャーを引き継いだが、国営の外国人専用カジノの事業者のカジノ売上減少を改善させるのは容易ではないようだ。GKLはセブンラックのブランドの下で、ソウルで2つ、釜山で1つカジノを運営しているが、市場の主な競争相手で、仁川にある煌びやかな新統合型リゾートというアドバンテージを持つパラダイス・グループに遅れを取り続けている。新型コロナの影響はどうにもならず、GKLはカジノ休業と取扱高の減少で第2四半期に2,000万米ドルの損失を計上した。