会長兼グループCEO
セガサミー・ホールディングス
パワースコア: 650
昨年の順位: 41
評価理由
• 日本最大のパチンコ事業者の1社
• 韓国発の統合型リゾート、パラダイス シティの共同経営者
コロナ禍でも営業を続けるため、パチンコ業界が最善の努力を尽くしているにもかかわらず、最大のサプライヤーの1社であるセガサミー・ホールディングスも今回の危機の影響を受けている。同社は2020年4-6月期に全事業区分で売上高が減少したことで、33億円の赤字に転落した。前年同四半期は17億2,000万円の黒字だった。
同期間のグループ全体の売上高は前年同期比で33.5%減の483億8,000万円に減少した。最も大きな打撃を受けたのは、全国でパチンコホールが休業した遊技機事業だった。新型コロナウイルスの世界的流行が落ち着くまで、新作タイトルの販売を延期することを選んだセガサミーの遊技機販売台数は、スロット機が昨年第2四半期の17,930台に対して今年は485台、パチンコ機は昨年の16,212台に対してわずか177台のみだった。
リゾート事業は、規模は小さいものの、同様の揺れに苦しんでいる。
韓国のパラダイス社とのパラダイス シティIR合弁事業と日本の非ゲーミング施設フェニックス・シーガイア・リゾートから成る純売上は81.1%減の4億6,400万円へと落ち込んだ。セガサミーは、その理由として同四半期のパラダイス シティでのテーブル・ドロップ(掛け金)が89.2%減少したこと、そして来場者数が80.5%減少したことを挙げた。
しかし、同社の日本IRライセンス獲得への取り組みに迷いが生じることはなく、サミー株式会社創業者の里見治氏が横浜での闘いに全力を注いでいる。日本の首都東京がレースに参戦した場合、東京というホームでの闘いにも参戦することだろう。