社長
ゴールデン・ドラゴン・グループ
パワースコア: 710
昨年の順位: 45
評価理由
• マカオの元立法会議員
• マカオ最大の不動産所有者の1人
チャン・メン・カム氏のカジノおよびホスピタリティ事業にとっては控えめな1年だ った。ただし本人は、好みのやり方からはそうかけ離れていないのではと感じている。
だからといって、実際に行動していなかったというわけではない。ロイヤルドラゴンホテルはパンデミック中に隔離用ホテルとして使用され、彼の基金は20万枚のマスクと1万2,000本の消毒剤を寄付した。
そのような振る舞いは広く歓迎され、マカオライセンス再入札の話になった時、少なくとも会話の中で彼の名前が挙がる機会を増やす助けとなったことは間違いない。そう、昨今ではマカオ7番目のカジノライセンスの話に及んだ時には常に名前が挙がる少数の重要人物グループにチャン氏の名前が入ってくることは避けられないようだ。
チャン氏の相当額の資産ポートフォリオと政治的コネクションは無視することが出来ない。マカオで最も富裕な実業家の一人であるチャン氏のゴールデン・ドラゴン・グループは、カジノゴールデンドラゴン、ロイヤルドラゴン、カジノミリオンドラゴンを運営しており、そのすべてがSJMホールディングスのライセンスの下でゲーミング事業を営んでいる。同社は他にメルコリゾーツのライセンスの下で、タイパにあるグランドドラゴンカジノを運営している。
この多忙な事業活動こそが、チャン・メン・カム氏が2017年に政界から引退した理由であるのかもしれない。それでもなお、立法会にいようがいまいが、マカオ政界の重鎮であることには変わりない。