暫定会長兼CEO
江原ランド
パワースコア: 732
昨年の順位: 37
評価理由
• 韓国で唯一の国民向けカジノに利益の成長を取り戻した
• カジノの収益を制限する施策を策定した政府の会計監査局から江原ランドに加わった
• CEOを2年務めた後、暫定的に会長へ昇進した。メルコのマカオポートフォリオを監督している
1月に時を戻すと、ムン・テゴン氏は道の陽があたる方に住んでいた。韓国のカジノ事業者である江原ランドの暫定的な会長に最近任命されると、同社は過去の規制によるいくつかの課題を受けて堅調な回復への真っ只中であり、2017年後半にムン氏がCEOに初めて就任して以来、堅実な記録を打ち立てた。
2月に、韓国で唯一の国民向けカジノは、2019年度の純利益が、前年比12.7%増の3,351億韓国ウォン(約312億円)と伝え、水をテーマにしたウォーターワールドのおかげで100%収益が増加したにもかかわらず、カジノの売上高は2.4%下落となった。
その報道がなされた数週間後、同社は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の制御をするため24時間の営業停止を行なった。VIP顧客には5月8日まで、メインのゲーミングフロアーのプレイヤーらには7月20日まで営業再開をしなかった。8月23日、ウィルスの第二波が再び江原ランドを営業停止に追い込んだ。
国営である江原ランドは、おそらく諸外国のカジノより詳細な調査に取り組んでおり、以前政府の会計監査局で働いていたムン氏は、これがもたらすであろう大抵の課題をよりよく理解している。これを書いている時点で、同カジノの最新の休業期間は、ドアが再び開く時の明確な兆しがないまま4回目の延長をされている。
しかし少なくとも営業再開となった時には、江原ランドは回復するまでの十分な時間を期待できる。というのも、5月には文化体育観光部が、江原ランドのカジノ営業権を向こう3年間延長し、営業時間の延長と大抵混み合っているマスゲーミングフロアのゲーミングテーブルの追加の許可を出したからだ。