代表取締役副CEO
ゲンティン・バーハッド
代表取締役副CEO
ゲンティン・マレーシア
パワースコア: 823
昨年の順位: 32
評価理由
• 祖父であるリム・ゴー・トン氏が創業したゲンティングループを率いる父親のリム・コック・タイ氏の明らかな後継者
• 8月、債務返済停止後にゲンティン香港の業務執行取締役副CEOを退任した
ゲンティングループのトップとして、父であるリム・コック・タイ氏の後を引き継ぐためのリム・ケオン・ホイ氏の旅路は、グループのクルーズ船事業、そしてフィリピンの統合型リゾート事業者、トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループに株式を所有するゲンティン香港の債務問題という荒れた海に直撃した。しかしながら、リム氏はその会社の一部を引き連れていった。
ゲンティン香港の業務執行取締役副CEOを辞任してから数日後、リム氏はクラブおよびレストランブランドの「Zouk」買収のために、同社に1,030万米ドルを支払 った。Zoukのアンドリュー・リCEOも、ゲンティン香港での役職を辞任し、その買収に同行した形となった。ゲンティン香港はシンガポール生まれの同クラブを2015年に取得し、クルーズ船2隻を含むグループ施設内にその支店をオープンさせた。
リム氏にはゲンティンで手掛けている仕事がまだたくさんあり、業務執行取締役兼副CEOは、クアラルンプールの上場会社、ゲンティン・バーハッドとゲンティン・マレーシアでも役割を持っている。英国で教育を受けたリム氏は、HSBCで短期間投資銀行業務に従事し、その後父親の足跡をたどって、祖父であるリム・ゴー・トン氏が創業した会社に入社した。報道で知られるように、ホイ氏は、2人の兄弟を抑えてトップの座の後継者に選ばれている。
ゲンティンの有名な秘密主義の中で、息子であるリム氏のビジネス思考のスタイルについてはほとんど明らかになっていない。Zoukの経営から、チャンスが来た時にゲンティンをどう操縦していくかについての必要なヒントを得ることができるかもしれない。