会長
パラダイスグループ
パワースコア: 893
昨年の順位: 31
評価理由
• 韓国初の1,000億円越えの統合型リゾート、パラダイスシティを運営3年目にして着実に黒字に転換
• ソウル、仁川、釜山そして済州などにある外国人専用カジノ市場でトップを走る
タイミングが全てだと言われる。そしてその点において、フィリップ・チョン氏のパラダイスグループはこれまであまりついておらず、13億7,000万米ドルをかけた統合型リゾート、パラダイス シティは2017年4月の中韓外交騒動の中でオープンした。
首都ソウル近郊の仁川にあるパラダイス シティは日本のゲーミングメーカーのセガサミーとの間の55%-45%の合弁事業で、昨年末についに黒字に転換し始めた。しかし突如新型コロナによってその勢いは止められることになった。
3月、中国以外では初めて韓国が新型コロナ感染拡大の本格化を感じていた中で、チュン氏のパラダイスは、パラダイスウォーカーヒル、釜山カジノそして済州グランドも含めた4つの外国人専用カジノをおよそ1カ月間休業した。その後もビジネスは低調なままで、売上高の下落は70%を超えている。
このビジネスへの関心を維持させていく小さな駐在員コミュニティを除くと、海外旅客への依存度が高いために、中期的な展望は依然怪しい状態だ。より長期で見た場合、パラダイスは自身のビジネスの推進に、韓国の外国人専用カジノ市場の50%を超える大きなシェアを占めていることを頼りにしているが、日本の独自IR開業の可能性というものが最終的にはリスクとして残っている。