代表取締役社長
メルコリゾーツ&エンターテインメント
社長兼業務執行役員
メルコ・インターナショナル
取締役
スタジオシティ・インターナショナル・ホールディングス
パワースコア: 941
昨年の順位: 21
評価理由
• メルコ会長とローレンス・ホー氏の主要顧問
• 昨年9月、日々のグローバル業務監督のため、メルコリゾーツの社長職に任命された。
エヴァン・ウィンクラー氏は、メルコのグローバル・ゲーミング・ホールディングスの子会社である、アメリカのメルコリゾーツの代表取締役社長として何が出来るか示す機会がそれほどなかった。昨年9月に就任してから、同氏はマカオからマニラそして新型コロナウイルス感染症の衝撃前の地中海までのメルコ所有物件で日常の監督業務をしながら、四半期をやっとやり過ごした。
それどころか、同氏の監督業務が何をもたらすかを示唆するものはほとんどない。同氏は2016年にメルコに入社して以来、ローレンス・ホー会長兼CEOの相談相手として舞台裏で大いに活躍してきた。知名度の高い彼の仕事でさえも、ウィンクラー氏は低い見通しを維持している。副社長でCFOのジェフ・デイビス氏と、ウィンクラー氏の直属の部下でマカオ・リゾーツの最高執行責任者あるデイビッド・シスク氏らは、ホー氏に加わり四半期の収支報告をアナリストと電話で論じ合っている。
メルコへの入社前に、同氏はほぼ20年間をウォールストリートの投資銀行の財務部で過ごし、メルコと関わる複数の企画に参加することでメルコに精通する機会を得た。またその逆もしかりで、メルコがウィンクラー氏を知る機会にもなった。同氏はUBSで合併や買収に携わり、その後、M&A専門の会社として2007年に設立されたモエリス・アンド・カンパニーに入社した。誠実さを見る調査を通じて取引がご破算になる以前、同氏はメルコのかつてのパートナーで、オーストラリアのクラウン・リゾーツ買収計画の試みに関する重要な役割を果たしている人物として名が挙がっていた。