IR(統合型リゾート施設)の誘致を目指す横浜市は20日、「事業者選定等委員会」を11月30日に設置し、同日午後4時から初会合を開くと発表した。各分野の第一人者7人を委員に選び、30日に初会合を開く。同市がIR事業者の選定手続きを進めるのにあたって、作業の透明性や公平性の確保を図る狙いだという。日本経済新聞が伝えた。
同紙によると、市IR推進課は設置理由について「公平性と透明性を確保するため」と説明する。一方で、議事の大部分が非公開になる可能性があることについて「第三者に選んでもらうといった手続きを公表することが透明性担保につながる」と話した。実際に非公開にするかどうかは当日の委員会で決めるという。
委員は、建築、企業経営、治安対策、経済、都市計画、依存症対策、観光・MICE・文化の7分野での第一人者をそれぞれ選定した。会場はパシフィコ横浜(西区)で、傍聴の定員は10人。