マカオ政府統計調査局が発表した最新の数字によると、2020年7-9月期、訪マカオ旅客数が前四半期比で1,400%以上急増し、750,024人にのぼった。
4月にはたった11,041人にまで減少するなど、第2四半期にマカオを訪れた人はたったは約5万人だった。2020年第3四半期の増加の背景には、個人訪問スキーム(IVS)が珠海市民を対象に8月12日から、そして広東省全域で8月26日から再開されたことがあった。
中国本土全域でIVSが再開されたのは9月23日になってからだったものの、それ以降11月には1日2万人を超えるまでに増加した。
20年第3四半期の旅客数750,024人のうちの679,000人以上が中国本土からで、そのうちの106,212人がIVSを利用した。中国当局は完全にアウトバウンドのパッケージ旅行を継続して禁止しており、マカオの現地ツアーに参加したのはたった233人だった。
第2四半期と比較するとその数字は大きく改善したものの、2019年の同期間と比較すると92.4%減という結果となった。
第3四半期、ホテル客室稼働率も前年比76.2%減のたった14.2%だった。4つ星、5つ星ホテルの大半が、住民に向けて特別なステイケーションパッケージを提供していることで、マカオ出身客が宿泊客の48.7%を占めていた。
2020年第1から第3四半期の間の訪マカオ合計旅客数は4百万人を少し超えたのみに留まり、前年比では86.7%の減少となった。