カンボジアの新ゲーミング法が正式に成立した。
国民議会の同意後7週間、そして上院での採択後3週間、統合型リゾートおよび商業賭博の管理に関する法律(Law on the Management of Integrated Resorts and Commercial Gambling:LMCG)が、先週土曜に公布され、木曜に経済財政省によって発表された。観光を促進し、経済成長を育み、国民にさらに多くの雇用の機会を作り出すことが狙い。
特に、LMCGは規制を強化・明確化することで国際的なゲーミング事業者からのカンボジアへの投資を促進することを意図している。
12章97条からなる同法は、カンボジアを3つの異なるゲーミングゾーンに区分けするなど、様々な新しい規制管理を定めている。どのような形式のゲーミングも一切許可されていない禁止ゾーン(Prohibited Zones)、ナガコープなどの事業者が既にゲーミングライセンスを保有する振興ゾーン(Promoted Zones)、そして海沿いにあるシアヌークビルやコッコンといった優先ゾーン(Favored Zones)があり、3つ目のみが新たな統合型リゾートの開発が認められているゾーンとなる。
LMCGはまた、ゲーミング粗収益に対する新税率も設定しており、VIPは4%、マスは7%となっている。そして以前は統合型リゾート管理・商業賭博委員会と呼ばれていた、7人の大臣から成る規制機関が設立される予定。
同法が今週静かに成立した一方で、オーン・ポンモニラット経済財政大臣は最近、カンボジアのカジノ業界に世界レベルの競争力を持たせるための支援をしながら、カジノの監視を強化するために、適切な技術の活用などの能力強化策を提供すると述べていた。
ポンモニラット大臣は10月、「商業賭博セクターへの規制は、同セクターが透明性のある法律の下で営業できるよう設計されている。
政府の努力と投資家の政府への信頼の下で、一部の国内および海外投資家は1999年にポイペト地域にあるカンボジア‐タイ国境へのカジノ投資を開始した。
投資が増えたことを受けて、政府は賭博セクターの管理を進めてきた」と述べていた。