横浜市は17日、IR(統合型リゾート)の誘致に関し、IR整備法に基づき発足された協議会の初会合を開いた。協議会は林文子市長が議長をつとめ、神奈川県の黒岩祐治知事、横浜商工会議所会頭、横浜市の町内会連合会会長、県の公安委員会委員長、横浜市立大学学長の6名で構成され、必要な人員があれば追加される。
「横浜イノベーションIR協議会」と名付けられた本協議会では、横浜市がIR施設の概要や市の取り組みなどを説明した。その後は、事業者の公募条件などを話し合うことなどを理由に非公開とし、次回も引き続き非公開となることが決まった。
林文子市長は「IRはカジノだけでなく、国際会議場やエンターテインメント施設などが集まった統合型リゾート。観光や地域経済の振興にこれまでにない効果が見込まれる」と述べ、IR誘致が地域経済の振興や市の財政改善につながると、誘致の必要性を強調した。
また、黒岩祐治知事は「市の判断を尊重し、全面的に協力したい。治安対策や依存症対策は県や警察の重要な仕事で、市と連携して問題を克服したい」と述べた。