ギャラクシー・エンターテインメント・グループは、新型コロナによる深刻な影響にもかかわらず、健全なバランスシートによってマカオと日本の両方の拡大計画を前進させられていると説明した。
火曜の20年第3四半期業績発表の一環として、開発計画のアップデートを行ったGEGは、「慎重な経営管理」によって「バランスシートは引き続き強固であり影響はありません」とし、9月末時点で432億香港ドル(約5,900億円)のキャッシュを保有していると述べた。
同社は、「そのため、管理運営と新規開発のサポートにおいて、柔軟な対応が可能となっています。」と述べた。また、「これにより、現有のリゾートの更新やコタイ地区ギャラクシー・マカオの第 3 および第 4 フェーズの開業計画遂行への投資が可能となっています」と説明した。
しかしながら、ギャラクシーは、最新のギャラクシー・マカオ拡張のための開発目標を維持しようとする一方で、新型コロナの感染状況によってスケジュールに影響を受ける可能性があり、計画の見直しや改善を継続していると付け加えた。
今年に入って当初の2020年末という目標から2021年半ばへと開業目標が変更されたギャラクシーの第3、第4フェーズには、約3,500 室もの最高級の客室やヴィラ、40万平方フィート(3.7万㎡)のMICE スペース、16,000人を収容できる 50 万平方フィート(4.6万㎡)の多目的アリーナ、飲食店、小売店、カジノなどが含まれる予定。
他に新型コロナの影響で遅れが出ているのが初の統合型リゾート開発という日本の計画だ。10月、日本政府はIR基本方針の修正案を公示し、国へのIR申請期間の開始を2021年1月から2021年10月へと9か月延期した。
それに対して、GEGは火曜、継続して日本でのIRライセンス獲得を目指していくとし、このように述べた。「新型コロナウイルスの影響により日本政府のスケジュールに変更が生じ、地方自治体や事業者からの申請期間が 2022 年 4 月まで延長されました。
日本を拠点とするチームは、コロナ禍にあっても日本での開発活動を継続しています。日本は長期的に見て大きな成長機会があり、当社のマカオおよびその他の国際的な事業計画を補完することになるでしょう。
GEG は、モナコ公国のモンテカルロSBM および日本のパートナーと共同で、日本でワールドクラスの統合型リゾートを展開することを楽しみにしています」