ギャラクシー・エンターテインメント・グループは、20年第3四半期にグループ全体の純収益が、第2四半期の11億5,000万香港ドルから15億5,000万香港ドルへと34%増加したことを報告し、回復への長い道のりを歩み始めたと話す。
マカオと中国本土間の入境制限の緩和、そして8月の広東省を対象とした個人訪問スキーム(Individual Visit Scheme)の再開に支えられた増収に助けられて、GEGの調整後EBITDA損失は20年第2四半期の13億7,000万香港ドルから9億4,300万香港ドルへと減少した。前年同期間の調整後EBITDAは41億1,000万香港ドル。
20年第3四半期のGGR勝ち金は前年比94%減となるも、主にマスゲーミング部門の後押しによって前四半期比では79%増の8億6,700万香港ドルとなった。マスGGRは前四半期比で160%増の3億5,900万香港ドル、VIPは50%増の4億7,200万香港ドル、そして電子ゲーミング機GGRは12%増の3,600万香港ドルとなり、前年同期間比では全てが93%から95%の間の減少となった。
GEGのルイ・チェ・ウー会長は以下のようにコメントした。「売上高が低迷したこの期間、当社では売上増よりも効果的なコスト管理に重点を置いてきました。
しかしながら、コストの過剰な削減により、当社の誇る『ワールドクラス、アジアのおもてなし』のサービス水準や顧客体験に悪影響を及ぼすことが無いようにすることが重要です。
IVS の再開に伴いマカオへの訪問客が徐々に増加しているのは喜ばしいことで、次の四半期では訪問客数とともに収益も少しずつ増加すると予想しています」
GEGの旗艦施設、ギャラクシー・マカオでは、純売上高が前四半期比101%増の6億2,600万香港ドル、GGR勝ち金は5億5,500万香港ドルへと68.7%増加した。ホテル客室稼働率は20%、調整後EBITDAは、20年第2四半期のマイナス11億8,000万香港ドルに対してマイナス7億8,800万香港ドルとなった。
スターワールド・マカオでは、純売上高が前四半期比146%増の1億9,900万香港ドルとなり、GGR勝ち金は1億300万香港ドルから2億5,700万香港ドルへと増加した。
ブロードウェイ・マカオでの純売上高は20年第2四半期からほぼ横ばいで推移し、GGR勝ち金も100万香港ドルの横ばいとなった。