フィリピンのゲーミング規制当局、PAGCORは、2020年1月からの9月までのゲーミング事業からの収益が、223億3,000万ペソ(約482億円)だったことを報告した。昨年同期間に計上した557.7億ペソ(約1,204億円)からは60.0%減。
火曜遅くにウェブサイトに掲載されたPAGCORの直近の損益計算書によると、同期間の利益は1億3,720万ペソ(約3億円)で、2019年の49億7,000万ペソ(約107億円)からは大幅減となった。
しかしながら、第2四半期の23億8,000万ペソ(約51.4億円)の損失によって16億ペソ(約34.6億円)の損失を報告したPAGCORの上半期業績からは大幅改善を意味している。それらの数字をベースに、PAGCORは20年第3四半期におよそ17億1,000万ペソの利益を報告した。
PAGCORは、新型コロナウイルスの影響をもろに受けており、フィリピンの主島であるルソン島全土のカジノが3月中旬に営業を停止した。マニラのエンターテインメント・シティのIR事業者たちに最大3割の能力での営業再開が許可されたのは先月になってのことだった。
2020年の1-9月期、PAGCORによる運営ではない認可カジノからの収入は84億4,000万ペソ(約182億円)となり、POGOは37億6,000万ペソ(約81億円)に貢献した。しかしながら、ジャンケットゲーミング事業からの収入はたった3億2,610万ペソ(約7億円)だった。