マイアミ・デイド郡政委員会は、マイアミ市とマイアミビーチとを結ぶ6億米ドル(約627.98億円)のモノレール建設について、アジアカジノ大手のゲンティン・グループとその現地パートナーであるメリディアム・インフラストラクチャー・ノースアメリカの実行可能性に関する1,400万米ドルの調査を承認した。
完了まで18カ月を要すると予想されているこの調査では、エンジニアがマイアミおよびマイアミビーチ担当者と意見交換を行い、その後委員が調査完了後にモノレール計画を進めるかどうかの投票を行う。
今回の最終案が承認されれば、モノレールシステムは、ゲンティンが2011年に購入した約12万㎡の土地に建てられる新駅からスタートする。同社は将来この土地でのリゾートワールド・マイアミと呼ばれるカジノ複合施設の開発を目指している。
その開発には、州のゲーミング法への変更が必要ではあるものの、それが原因でゲンティンが関連するインフラ計画への力強い歩みを止めることはない。ゲンティンは、2017年、300室を持つホテル開発の承認を得ており、また接続する国のバスターミナス改装も行う。
モノレール自体は、ゲンティン・グループからの大きな資本注入を求めておらず、その大半が民間資金調達およびメリディアムからの最大7,700万米ドルの資金で賄われる。
金曜のThe Edge Marketsの報道によると、その計画はその子会社にリゾートワールド・マイアミとリゾートワールド・オムニを持つゲンティン・マレーシアの事業体が請け負う可能性が高い。