横浜市は5日、誘致を目指すIR(統合型リゾート施設)に関し、「横浜IRを考えるシンポジウム」を開催するための運営業務等委託の入札を公告した。
委託仕様書には「横浜市が設置を目指すIR(統合型リゾート施設)について、市民の理解促進を図るため、有識者による講演や、パネルディスカッションから構成されるシンポジウムを開催する。開催方法は、インターネットによる配信とし、感染症対策を十分講じることとする」と記されている。日時は11月下旬以降を想定しており、新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインで生中継する。
横浜市IR推進課によると「主にギャンブル依存症などの懸念事項に関して、国内有識者及び、海外有識者による講演やパネルディスカッションを予定している」とのこと。「新型コロナウイルスの影響で、予定していた全ての地域で開催出来ていない住民説明会の代わりとしての開催か」というIAGの質問に同課は、「住民説明会とは全く別のもの。もともと予算も組んでおり、開催予定であったもの。新型コロナの影響もあり遅れていたが、オンラインで開催することとなった。民間の業者に業務委託をするために入札を行う」と説明した。また、「シンポジウムのオンライン視聴や、意見の提出は横浜市民に限定されるのか」という質問には、「まだ何も決定はしていない。詳細が決まり次第、公表する予定」と答えた。