来年のICEロンドンの2度目の延期をクラリオン・ゲーミングが発表した。年に一度、世界最大のゲーミング業界見本市は2021年6月29日から7月1日までの日程で開催予定。
当初2月2日から4日に予定されていたICEロンドンは、一度4月末まで延期されたものの、国際的な移動の制限と英国での新型コロナウイルス感染者数増加への懸念が続いていることから、再び先送りにされた。iGB アフィリエイト・ロンドンは2021年7月1日と2日に延期。
クラリオン・ゲーミングのマネージングディレクター、ケイト・チェンバーズ氏は、「新型コロナウイルスの影響と市場で不確実な状態が続いていることの結果として、世界をリードするゲーミング業界イベントおよび関連イベントを2021年夏に先送りにするという決断は必要なものであり、世界の関係者コミュニティや、海外出張に関する規制緩和など業界及び世界経済両方の安定のための追加の時間を要求した多くの人々と緊密な協議を行なった後に下された。
今回の延長には、4月開催と比べて多くの重要なメリットがある。特にロンドンのエクセル展覧会センターにおける可能な限り最高の空間構成やアクセシビリティの実現が可能になる。
これは、当社クライアントの要求の全てに応えるために最も重要であり、同時に2021年のイベントへの当社のビジョンを支えてくれる。大きな物流上のメリットと同じように、我々は延期によってさらなる市場回復時間が与えられることも十分に承知しており、その時間が、イベントの実施、結果、そして全参加者の体験をさらに強化し、サポートしてくれると考えている。
2月4-6日に開催された2020年ICEロンドンは、新型コロナウイルスが世界中に広がる前に無事に行われた業界最後の大規模見本市の1つとなる。
Inside Asian Gamingが3月下旬に伝えた通り、エクセル展覧会センターは、国民保健サービス(National Health Service)が運営する新型コロナ専用仮設病院のNHSナイチンゲール病院ロンドンに改造された。5月4日、同病院は、これ以上の新規感染患者の入院が予定されていないため、待機状態に入ると発表された。しかしながら、最近この場所については新型コロナワクチンが利用可能になれば、ワクチン接種センターとして利用できるという提案があがっている。