東京・六本木で違法カジノ店を開き、客にバカラ賭博をさせたとして、警視庁組織犯罪対策4課は28日までに、賭博開帳図利容疑などで、特定抗争指定暴力団神戸山口組系宅見組幹部山本千束(ちづか)容疑者(70)ら男3人を逮捕した。共同通信などが報じた。
警視庁によると、実質的経営者とみられている山本容疑者は、昨年1月から雑居ビルの一室で会員制カジノ店を経営し、数百人の会員から約4億8千万円を売り上げていたとみられる。利益を暴力団の資金源にしていたとみて調べる。山本容疑者は容疑を否認している。今年7月に警視庁が店長ら9人を逮捕し、その後の捜査で今回の3人の容疑が浮上した。