サイエンティフィック・ゲームズ・コーポレーションは、取締役会の徹底見直しを続ける中でバークレイズ銀行の元CEO、ティム・スロスビー氏を新社外取締役に任命したことを明かした。
今月に入って長きにわたって会長を務めたロン・ペレルマン氏が、豪ファンドマネージャーのカレドニア(プライベート)インベストメンツ率いる機関投資家グループに同社の34.9%の株式を売却したことで、新取締役任命はスロスビー氏がこの3カ月で3人目となる。
ペレルマン氏の持株売却を受けて、アリストクラートの元CEO、ジェイミー・オデル氏が最近サイエンティフィック・ゲームズの新執行役会長に、そしてアリストクラートの元CFOが新執行役副会長に指名されていた。
2020年10月1日(木)に取締役会に加わるスロスビー氏は、直近ではバークレイズ銀行CEOとバークレイズ・インターナショナルの社長を務め、サイエンティフィック・ゲームズによると、スロスビー氏は組織の業績および文化の変革を助ける広範囲のリストラを企画・実施した。同社は、スロスビー氏の指揮の下、バークレイズ銀行は売上高200億米ドルを超えるビジネスポートフォリオで有形自己資本利益率(ROTE)を2倍にさせたと付け加えた。
オデル氏は、「財務リーダーのティムの手腕が当社取締役に加わることを大変嬉しく思う。ティムは並外れた財務および業務上のリーダーシップ経験を持ち込んでくれる。サイエンティフィック・ゲームズがビジネス全体での成長を推進し、関係者にとって価値を開放するための戦略を実行し続ける中で、我々は彼の経験から大きな恩恵を受けると確信している。
ティムの任命、そして最近のガバナンス強化とともに、サイエンティフィック・ゲームズは強い立場から、一新し独立した取締役会へと移行している。
我々は、主要市場が継続して再開していく中で、ポートフォリオの合理化、事業のデレバレッジ、そして業界全体でのダイナミックな成長から利益を得ることに集中している」とコメントした。
サイエンティフィック・ゲームズは、新装取締役会は合計9人の取締役で構成される予定で、そのほとんどが社外取締役になると述べた。