川口市西川口の違法カジノ賭博店「Circus(サーカス)」が摘発された事件で、県警捜査4課と蕨署、川口署の特別捜査班は18日までに、賭博開帳図利の疑いで、住居不定、無職の男(44)を逮捕した。従業員とみられる。この事件で摘発された同店の従業員や客は25人目。埼玉新聞などが伝えた。
逮捕容疑は共謀の上、昨年6月ごろから今年6月13日ごろまでの間バカラ賭博を行い利益を得た疑い。埼玉県警は6月13日、JR西川口駅近くのバカラ賭博店を家宅捜索し、同月14日までに従業員13人と客ら5人の計18人を賭博開帳図利や賭博などの疑いで逮捕している。
同課によると、男は県警が店を摘発した当日には現場にいなかったが、供述や防犯カメラの映像などから関与していると判断。県警が指名手配して行方を捜していたところ、沖縄県浦添市内のアパートに潜伏していることが判明し、今月17日に逮捕した。
男は容疑を認め、「摘発を知り、やばいと思って逃げた」と供述しているという。