立憲民主党の枝野幸男代表は9日、横浜市がIR(統合型リゾート施設)を誘致している横浜港の山下埠頭を視察した。枝野氏は記者団に「トップダウンの政治と草の根の声に寄り添う政治の明確な対立軸の象徴がカジノ問題だ」と述べ、IR整備計画を全面的に阻止する考えを示した。時事通信などが報じた。
枝野氏は、次期自民党総裁と目されている菅義偉官房長官が、自らの地盤としている横浜市へのIR誘致に積極的だとして、「安倍政権の延長線上で物事を進めさせてはいけない」と強調。国民民主党との合流新党結党後も「最重点のテーマの一つとしたい」と語った。
翌日10日には、枝野氏が代表を務めていた立憲民主党と国民民主党などとの合流新党は、党名を投票により「立憲民主党」とし、新代表に枝野氏を選出した。