横浜市は28日、パブリックコメントの結果と「横浜IR(統合型リゾート)の方向性」を公表した。
同市は、「人口減少社会の到来や超高齢社会の進展などによる社会経済状況の変化においても、将来にわたり成長・発展を続けていくための一つの手法として、特定複合観光施設区域整備法に基づく特定複合観光施設区域の実現を目指している。横浜IR (統合型リゾート)の実現にあたり、本市の現状と課題や、日本型IRの基本方針、横浜都心臨海部の街づくりの考え方等をふまえて、横浜IRの基本コンセプトや、コンセプト実現のための方向性をまとめた『横浜IR(統合型リゾート)の方向性』を策定した」とコメントを出した。
ことし3月〜4月に行われたパブリックコメントは、のべ5,040人・団体から9,509件の意見提出があり、うち387件は素案に反映し、39カ所を修正して「横浜IRの方向性」が策定された。
『「横浜イノベーションIR」横浜を世界から選ばれるデスティネーション(目的地)へ』と題され、公表された「横浜IRの方向性」は、IR実現への取組の背景、横浜IRの方向性、IR実現による効果、地域の理解促進・合意形成に向けた取組、スケジュールなど、全106ページ。パブコメの実施結果は全532ページに及んだ。