韓国の外国人専用カジノ事業者、グランド・コリア・レジャー(GKL)では、2020年4-6月期、カジノの一時営業停止と、新型コロナウイルスが国間の渡航に継続して影響を与えていることで、グループ全体の売り上げが80.2%も激減した。
GKLは、ここ数カ月一部継続的な改善を示してはいるものの、20年第2四半期の収益が大きな打撃を受け、2019年の第2四半期の1,173億6,000万ウォン(約105億円)から232億6,000万ウォン(20.8億円)へと激減した。2020年の累積売上は40.5%減の1,347億7,000万ウォン(約120.5億円)だった。
売上減少によって、同社は、2019年第2四半期の株主に帰属する利益200億5,000万ウォン(約18億円)から、235億6,000万ウォン(約21.6億円)の損失に押し下げられ、2020年上半期については現在、88億4,000万ウォン(約8億円)の損失で推移している。
ソウルで2軒、釜山で1軒、セブンラックブランドのカジノを運営するGKLでは、4月中ずっと、そして5月6日の営業再開まで、全施設が営業を停止していた。
同社は先週、7月のカジノ売上が141億9,000万ウォン(約12.7億円)へと前年比で65.5%減少したことを報告したが、それらの数字は、6月に報告したカジノ売上124億8,000万ウォン(約11.2億円)からは13.7%の改善を示している。また、5月に計上したカジノ売上103億6,000万ウォン(約9.3億円)よりも大幅に高い数字となっている。