ゲンティンクルーズラインが、特定の地域内での特別「クルーズ・バブル」の実施を提案した。同社は週末に先陣を切ってクルーズ船の運航を再開している。
ドリームクルーズは日曜、台湾発の2泊および3泊の旅程のスタートを祝った。この旅程ではエクスプローラー・ドリーム船が九龍を出発し、「台湾アイランドホッピング」という新旅程の一環として澎湖・金門・馬祖の離島に寄港する。
しかし、ゲンティンクルーズラインのケント・ジュー社長は、そのようなクルーズの範囲は、近い将来拡大され、特定の地域に限定したクルーズ・バブルを取り入れる可能性があると述べた。
ジュー社長は、「クルーズ産業の再開は、台湾当局による迅速かつ効果的な新型コロナへの危機対応、そして全ての港、経済そして台湾の人々の暮らしに利益をもたらす観光業再開における彼らの洞察力によって実現された素晴らしい功績だ。
この先、台湾と、日本の離島などパンデミックの状況を抑制できている近隣地域間のクルーズ・バブル構築が、国際的な観光業の再確立における次の段階をさらに進ませ、そして新型コロナウイルス後の世界の経済回復を刺激することができるだろう」と述べた。
新型コロナウイルスの世界的流行が始まって以来初めてのクルーズ船出航において、ゲンティンクルーズラインは、数多くの乗船中の健康および安全への新規取り組みを説明した。その中には、ゲストが都合のいいタイミングで食事を取り、結果として会場の混雑を回避することができる「フレキシ・フィースト」の食事コンセプトなどが含まれていた。
同社は、ゲスト客室、乗員の宿泊部屋、共有エリアそしてレクリエーション施設の衛生基準を強化し、食事、娯楽および共有エリアでの社会的距離確保を追加、食料及び飲料の安全取扱手順を実施、そして個室および共有スペースでは100%外気交換を行っていると述べた。