ギャラクシーエンターテインメントグループは今夏、上級管理職以下の資格のある社員への賞与支払いを行わないことを副会長のフランシス・ルイ氏が明かした。同社はまた、新型コロナウイルスを乗り切る助けとなる一時無給休暇制度の延長も予定している。
ルイ氏は今週、短い動画で従業員にこのニュースを伝え、マカオのコンセッション保有者にとって、事業環境は依然悲観的な状況だと述べた。
同氏は、「香港の(新型コロナウイルス)感染者数が急増しており、事業環境及び回復予想に影を落としている。マカオ-広東省間の入境制限措置は7月15日から緩和されたものの、IVS(個人ビザスキーム)に関しては良い知らせがない。当社は、2020年は前例がないレベルの業績不振となることを予想している。従って、このような苦渋の決断を下すことを避けられなかった」と述べた。
マカオのゲーミング事業者たちは、これまで、資格のある従業員に1月分の給料に相当する賞与を年に2度支給していた。ギャラクシーはまた、年に一度の給与査定も2021年4月まで延期する。
上層部では、アシスタントバイスプレジデント以上の幹部には、今年度の年次賞与は支給されず、ギャラクシーは状況が改善するまで従業員の個人年金基金への積み立ても先送りにする。
従業員が有給休暇を1日取得する度に、無給休暇を1日分受け取る制度に関連して、ルイ氏は、この制度は年末まで延長される予定で、同社は近く追加の無給休暇制度を開始すると述べた。
しかしながら同氏は、そのような休暇制度は任意の範疇を出ないことを強調し、新型コロナウイルスの影響を緩和するための全ての一時的な制度は、都度調整していくと述べた。