ゲンティン・マレーシアが、マレーシアの旗艦統合型リゾート、リゾーツ ワールド ゲンティン(RWG)を今週金曜の2020年6月19日午前10時から再開することを発表した。
同社が非ゲーミング施設であるリゾーツ ワールド キジャールとリゾーツ ワールド ランカウイを再開してからたった数日後の今回の再開では、ゲンティンリワードのメンバー限定でカジノへの入場が再開される。一般入場の再開日は提示されていない。
また、RWGは新型コロナウイルスの感染拡大防止のための様々な衛生・安全対策も導入する。
RWGのホームページに掲載された発表の中で同社はこのように述べた。「当社では手順を再設計し、政府のガイドラインおよび国際的なベストプラクティスに沿った包括的な安全計画を開発しました。
『RWG StaySafe Promise』は、当リゾートのための強化された安全計画を説明している。手順に含まれるのは、社会的距離確保措置、強化された清掃・消毒工程、そして中でも特にサービスアンバサダーの設置などがあります。
サービスアンバサダーは、特別に訓練された顧客対応従業員で、強化された安全対策に基づいて、戻ってきてくださったゲストの皆様をアシストし、ご案内いたします」
ゲンティン・マレーシアのもう一つの非ゲーミング施設、リゾーツ ワールド アワナも金曜、再開する予定で、ロープウェイ「アワナスカイウェイ」と直通バスの「ゲンティン エクスプレスバス」の営業も再開される。
4箇所あるリゾート全てが、ムヒディン・ヤシン首相が3月18日に全国を対象に活動制限令を初めて発令して以来、休業していた。
野村證券は、RWGの待望の再開によって、訪問客が急増する可能性があると述べた。
アナリストのトゥーシャー・モハタ氏、アルパ・アガーウォール氏は、「国境が閉鎖されているにもかかわらず今回リゾートが営業を再開する中で、ゲンティン ハイランドへの来場者の最大7割が地元住民であることから、繰延需要が戻ってくる可能性がある」と述べた。
マレーシア証券取引所への報告書によると、ゲンティン・マレーシアは今週、イギリスにあるリゾーツ ワールド バーミンガムの小売店舗を再開しており、英当局の指示通り、英国内で行う事業の大半でカジノ施設を7月4日に再開する準備を進めている。
アメリカにあるリゾーツ ワールド ニューヨークシティとリゾーツ ワールド キャットスキルは一時休業を続けている。