フィリピンのゲーミング規制機関、PAGCORの会長は、フィリピン国内の違法iGaming事業者の取り締まりがかつてないほどに重要になっていると話す。
月曜、ICEアジア・デジタルとSiGMAアジア・フォーカス両方の開幕の基調講演を行ったドミンゴ会長は、PAGCOR(現在フィリピン政府歳入への貢献額3位)などの機関が、国が新型コロナウイルス感染症のパンデミックに打ち勝つ際に支援することが必要不可欠だと強調した。
しかし、3月15日からランドベースカジノの営業が停止されている中で、認可を受けているフィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーターズ(POGO)がその歳入の空白を埋めるために、最高の機会を提供されていることを保証することがますます重要な焦点になっている。
ドミンゴ会長は、最近はNOGO(Nonregistered Offshore Gaming Operator)と呼ばれる違法オフショア事業者がまん延していることを引き合いに出して、「我々は規制を行い、公平な競争の場があること、プレイヤーが守られていること、政府歳入が適切かつ合法な事業者から集められていることを確実にする。
新型コロナウイルスのパンデミックが作り出した1つの問題というのが、人々がコンピューターと共に自宅に留まる中、非常に非常に野心的な違法ゲーミング事業者が彼らを餌食にし、Facebookや電話を通じて賭けを行うよう誘惑しているという空間だ。それこそ我々が壊したい、我々が立ち上がり、再び営業するために排除したいと思っているものだ」と述べた。
ドミンゴ会長は、PAGCORは今年すでに、新型コロナウイルスとの闘いのために、国庫に120億比ペソ(約260億円)を、そして大統領府に25億比ペソ(約54億円)を送り、それらの支援はフィリピンの法律でPAGCORに義務付けられている年間収入の5割の貢献に上乗せして行われていると述べた。