ドナコ・インターナショナルでは、新型コロナウイルス感染症のまん延とその結果のカジノ営業への制限および国境閉鎖による大きな打撃を受けたことで、2020年1-3月期、収益が1,050万豪ドル(約7億3,242万円)へと58.7%減少し、EBITDAはマイナス113万豪ドルに落ち込んだ。
ドナコのメル・アシュトン会長は、20年第1四半期決算発表の中で、「当社の両方のカジノが新型コロナウイルスの影響を受けており、これはドナコにとって厳しい四半期だった。
当社カジノが一時的に営業を停止する今、流動性の保持が主な優先事項になっている。我々は継続して確実に、十分な対策を実施し、営業再開時に健全な財務体制でいられるようにしていく」と述べた。
カンボジアのスターベガスでは、収益が19年第1四半期の1,390万米ドルから550万米ドルに減少し、EBITDAは40万米ドルとなった。1日の平均来場者数は1年前の4,237人から2,584人に激減した。
ベトナムのアリストインターナショナルホテルでは、収益が450万米ドルから180万米ドルへと落ち込み、施設レベルのEBITDAはたった30万米ドルに留まった。
ドナコは同四半期、グループ全体の営業活動によるキャッシュフローがマイナス510万豪ドルになり、純負債は前四半期の5,090万豪ドルから6,080万豪ドルに増加したと明かした。
Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、ドナコは4月1日にその施設を閉鎖してから、毎月80万から90万米ドルの間のキャッシュバーンに耐えている。