ブルームベリー・リゾーツのエンリケ・ラソン・ジュニア会長兼CEOは、旗艦施設であるソレアリゾート&カジノのゲーミング収容可能人数は、再開が許可されたとしてもおよそ20%ほどにしか達しないだろうと語る。
Philstarとのインタビューの中でのこの発言は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、フィリピンの主島であるルソン島を対象にした強化されたコミュニティ隔離(ECQ)措置を5月15日までさらに2週間延長することを発表したこと受けてのものとなる。この措置はマニラ首都圏およびその他新型コロナウイルスへの感染リスクが高いと見なされる地域を対象にしている。
ECQ措置が最終的に解除された際に、ソレアのビジネスがどのようになる可能性があるかにつかれて聞かれたラソン氏は、「再開できるようになった時の当社の計画。ゲーミング収容可能人数は通常の20%にしかならない。物理的距離の確保、マスク着用が義務付けられるだろう」と明かした。
ラソン氏はまた、ブルームベリーが2020年、損失に転落する可能性があるとも述べ、その後その見方は同社のフィリピン証券取引所への報告書の中で明確に述べられた。
報告書にこのように記載されていた。「当社はラソン氏の上記発言を正式に認め、PAGCORの命令に従って、そしてマニラ首都圏での強化されたコミュニティ隔離(ECQ)によってカジノ営業が一時停止になっているという理由でのそのような損失の可能性を明確にしておきたい。
つい最近2020年5月15日まで延長されたマニラ首都圏でのECQは、新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルスのまん延を阻止することを狙いにしている。もう一つの理由が、多くの国が実施するロックダウンによる世界中での経済の深刻な縮小だ。これは旅行の減少とレジャー活動への優先度の低下を意味する。
経営陣は現在、最終的な営業再開に向けて準備を整えており、ソレアのような娯楽場にとって適切な厳しい清潔基準と社会的距離確保の手順を設計している」
ソレアは、今週後半に登録会員に対して、再開後の安全対策及び消毒方法を説明する通知を送っており、入場者全員の消毒用に入口にテントと踏み込み型の消毒槽を設置、体温測定器の導入、エレベーターや階段用の手すりUVライトの設置、そして全エリアの定期的な消毒・殺菌などがあった。