ベトナムのハノイ近郊にあるクアンニン省最大のカジノ、ロイヤルカジノ・ハロンを運営するロイヤルインターナショナルコーポレーション(RIC)は、2020年第1四半期に330億ドン(約1.51億円)の損失を報告しており、2019年12月期の損失730億ドンに続いてマイナス傾向を示す結果となった。
VietNamNetによると、カジノ収益が154億ドン(約0.7億円)へと前年比で倍増したにも関わらず、今回損失が拡大しており、利益はRICのホテル及びヴィラの収益が24%減少し202億ドン(約0.92億円)に落ち込んだ影響を受けた。RICは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行による観光客数の減少をその理由として挙げた。
グループ全体の収益は前年比で横ばいとなったものの、予想される新型コロナウイルスによるマイナスの影響によって、同社は最近、2020年の利益目標を40万4,000米ドルへと半減させた。
Inside Asian Gamingが今週に入って伝えた通り、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は国内の特定の地域で社会的距離確保の制限を緩和させることを示唆しているものの、一部のカジノ事業者は少なくとも月末まで営業停止を延長することを選んでいる。
RICでは過去12カ月間に業績が急速に悪化しており、2018年には73万1,000米ドルの利益を計上し、2015年以来初めて1年を通じての利益を達成していた。