大阪府の吉村知事は、府内の遊興施設や運動施設、遊技場などに対し、4月14日から5月6日まで休業要請をするとした決定について、「厳しいお願いをすることになるが、なんとか来月6日までに感染者の爆発を防ぎたい」と述べた。
吉村知事は、「大阪府内での新型コロナウイルスの感染者は今月9日に92人と過去最高となり、東京のあとを追うように増えている。このままだと、東京のようになるのもそう遠くはない」と危機感を示した。
また、IR(統合型リゾート施設)誘致に関しては「先般、記者会見で申したとおり、もともと4月末までに事業者の提案を募集する予定であったが、MGMと協議をして7月末まで延期するとした。これはMGMがネバダ州ラスベガスにあるが、ラスベガス自体が都市封鎖している状況なので、そういった意味でIRについては一旦中断しているという状況だ。府庁内で出来ることはしているが、公募手続きについては一旦延期している。そういう意味では影響は確実に出ている」と述べた。
2025年の大阪・関西万博についても「やるべきことはやるが、新型コロナウイルスへの対策に優先的に取り組んでいくので、影響は出ることになる」と言及した。