MGMの日本進出の取り組みを前に進める役割も担うMGMリゾーツのグローバル・デベロップメント部門プレジデントに就任していた前ネバダ州知事のブライアン・サンドバル氏が、就任からたった15カ月で同役職を辞任した。
2011年から2019年までの8年間、ネバダ州知事を務めたサンドバル氏は、今後ネバダ大学リノ校の学長の役職に就くことを目指していく。
サンバドル氏は、「ジム・ムーレン氏、ビル・ホーンバックル氏というゲーミング業界の大物2人、そして素晴らしいMGMファミリーと一緒に働く機会を得られたことは大変すばらしく光栄に思う。MGMでの自分の目標は達成できたために、次は自分の時間、エネルギー、そして官民での経験を、ネバダ大学リノ校の次期学長に応募するために活用していくことに決めた。
MGMにいる間にできた経験、知り合った人々に感謝しているとともに、この苦境における皆さんの健康と安全を祈っている」と述べた。
ジム・ムーレン会長兼CEOの突然の退任に続いてここ2週間でMGMの幹部職を辞任したのはサンバドル氏が2人目となる。
しかしながら同氏は、MGMが大阪での統合型リゾート開発という夢を叶えるための歩みを大きく進めさせた。Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、大阪の事業者公募に応募したのは日本MGMリゾーツとその現地パートナーであるオリックスのコンソーシアムのみだった。