和歌山県は30日、 IR(カジノを含む統合型リゾート施設)誘致に向け運営事業者の募集要項をホームページ上で公表し、公募手続きを開始すると発表した。今年秋ごろに事業者を決定し、2025年4月の大阪・関西万博開幕前の開業を目指す。主要メディアが報じた。
IRを巡っては、県は20年2月に実施方針案を公表し、同じくIRの誘致を目指す大阪府・市の「都市型IR」とはコンセプトの違う「リゾート型 IR」の誘致、整備を目指している。仁坂吉伸知事は30日の定例記者会見で「国がスケジュールを変更しない限り、(国への申請期間に間に合わないので)予定通りする(公募手続きに入る)しかない」と述べた。
一方、IR誘致を目指す大阪府・市は、昨年12月に公募手続きを開始したが、今月27日に「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公募手続きの期限を4月下旬から3カ月延期する」と発表している。