新型コロナウィルスによる予測のつかない状況が続く中、先週、業界大手各社が、年1回開催されるゲーミング産業展示会である「G2Eアジア」の中止または延期を要望したが、主催者側は今年のイベントを予定通りの日程で開催する意向を表明した。
ロンドンに拠点を置くテーブルゲーム開発会社のTCSJOHNHUXLEYは先週水曜日、他の出展者に共同で「G2Eアジア2020」の再延期または中止を求めるよう呼びかけた「ゲーミング業界宛ての公開書簡」で、「当社の顧客に確認したところ、もしその時期に開催することが可能であったとしても、マカオ以外の事業者で7月の展示会に参加を希望する、または参加できる事業者はほとんどいないと確信するに至った。我々は、ビジネスをするのが困難な時に直面しており、世界での製品移動の難しさと併せて、顧客数が大幅に減ってしまうということであれば、我々は自分自身に対してこの見本市が商業的に実行可能かを問いかけなければならない」と述べた。
共催者であるリード・エグジビションズはIAGの取材に対し、「一度5月19日〜21日という日程から7月28日〜30日に延期したものの、7月末の開催予定は変更しない」と回答した。その上で、「保険や安全を最優先で考えていることをお伝えしたい。3月にお客様やマカオ政府と相談した上で、十分な注意を持ってG2Eアジアを7月に延期した。
世界パンデミックの状況を継続して見守り、今後もG2Eアジアの関係者と緊密に連絡を取り、最新情報がある場合には共有していく。
10年以上アジアで活動をしてる我々は、マカオで行う最高峰のゲーミング業界イベントを開催し、業界の協力なパートナー及び経済的な成功のドライバーとして務めることにコミットしている。今だからこそ我々は協力しなければならない」と述べた。
なお、G2Eアジアは月曜日に今年のイベント登録が始まったことを発表するプレスリリースを配信した。