佐世保市をはじめ長崎県内11市町は19日、4月1日付の人事異動を発表した。その中でIR(カジノを含む統合型リゾート施設)誘致を目指す佐世保市は、IRの推進体制を強化するため、企画部に「IR推進室」を設置する。室長には堀居隆二企画部次長を起用する。IAGの取材に対し県の担当者は、「佐世保市の組織新設の理由としては、IRの誘致に向けて、立地自治体としての業務を適切かつ速やかに実施していくため、企画部内に、部とほぼ同じ権限を持つ準部として 『IR推進室』を新設する。 これまで、市企画部の政策経営課に属していたIR担当職員5名に3名増員して、IR推進室は8名体制となる」と説明した。
また、県は現在の担当部署「企画振興部 IR推進課」を「企画部 IR推進課」へと名称変更。1名増の15名体制となる。
長崎県のスケジュールは、3月中に実施方針を決定・公表。そして、2020年4月から秋にかけて事業者選定(RFP)へと入る。今年1月から2月に行われたコンセプト提案(RFC)には、Current-ソフィテルマカオ・アットポンテ16&ゲットナイスホールディングス(香港)、Oshidori International Development(香港)、CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL(オーストリア)の3事業者からの提案があった。