リゾートワールド・セントーサ(RWS)を運営するゲンティン・シンガポールは、新型コロナウィルスの世界的な大流行によって収益が減少したことを受けて、役員および管理職の給与を削減したと明かしている。
新しい費用削減策の一環として、同社は2020年第1四半期の執行役員の基本報酬を18%、非執行役員の報酬を15%削減し、全管理職の給与を9%から18%の間で削減したと述べた。従業員にもまた、無給休暇または年次有給休暇を取ることが推奨されている。
世界中の観光業界が渡航制限の影響を感じ続けている中、火曜、ゲンティン・シンガポールは、厳しい利益予想を発表し、給与削減のニュースはその一部として伝えられた。
同社は、「当社のリゾートワールド・セントーサは来場者数の大幅減少、その結果としてのアトラクション、ホテル、レストラン、MICE施設そしてカジノなど、中にある全施設での減収を経験している。
新型コロナウイルスの感染拡大の期間と規模が不明であるために、2020年全体で当グループの業績や業務にどれ程の影響が出るかについてはこの段階では分からないものの、当グループは、2020年3月31日末の第1四半期、そして2020年6月30日末の上半期に前年の同期間と比較して業績に大幅なマイナスの影響が出ると予想しており、取締役会はそのような利益予想報告をさせていただきたい」と述べた。