香港に上場するサンシティグループが、ベトナムの統合型リゾート、ホイアナの完成が徐々に近づく中で、同リゾートの過半数株を保有する子会社に対して、3,400万米ドル(約35億8,061万円)を新たに貸し付けることを発表した。
完全子会社のスター・アドミラルを通じてサンシティグループが、こちらもGYEの株主であるアルファ・エラ・インベストメントと最近行ってきた一連の資金注入の直近回では、スター・アドミラルとアルファ・エラがそれぞれ17,022,500米ドルを提供し、GYEは合計34,045,000米ドルを受け取る。
融資の規模は、1月初旬に提供されたものと同額で、同様の条件となる。GYEは年率1.5%の利息を支払い、定められた5年間の返済期限時に元本と利息を返済する。
サンシティはこれまでに、GYEに対してホイアナの開発目的でおよそ8,200万米ドルを融資しており、今回行われた直近の貸し付けによって、合計融資額は9,900万米ドルにのぼる。
この直近の融資額の貸し付け理由を説明する中で、サンシティは「当グループは、GYEにかなりの額を投資している。ベトナムでのプロジェクトを成功のうちに実現させることで、ビジネスの見込み、そしてGYEの事業成長の余地も生まれると予想している。
東南アジア地域での観光関連ビジネスの需要が高まっていることを踏まえて、当社取締役会はプロジェクトの今後に前向きな展望を持っており、当グループはGYEの将来の成功から利益を得られると予想している。GYEは、将来の事業開発、そして資本ニーズを満たすために充分な資金を持つことが必要だ」と述べた。
サンシティグループは以前、現四半期中のホイアナの開業予定を発表していたが、新型コロナウィルスによる海外旅行への打撃と、開業日に関する正式発表がないことから、その予定での開業は可能性が低そうだ。