ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)のフランシス・ルイ副会長は木曜、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大から「比較的大きな」影響を感じているが、渡航および入境制限の期間がまだ決定されていないために、財務上の損失の全体の規模はまだ数値で表していないと述べた。
19年第4四半期と19年度決算の発表に続いて行われた記者会見で、レポーター陣に対してルイ副会長は、GEGの支出は、一部費用削減策を実施した後の現在は1日当たりおよそ300万米ドル(約3億3,006万円)となっているが、政府に対して減税はまだ要請していないと付け加えた。
副会長は、「我々はまだ一切税の軽減を政府に要請していない。政府はすでにマカオのコミュニティ向けに税の軽減などの一連の策を導入しており、中小企業や別のセクターは恩恵を受けて日々の生活を維持し守ることができるだろう。
もし政府が、ゲーミング業界がコミュニティや社会のために行ってきた貢献に心を通わせてくれるのであれば、それはうれしいことだ」と述べた。
GEGは、ギャラクシー・マカオ、スターワールド、そしてブロードウェイ・マカオといったマカオの施設にある小売店の賃料を2月分は徴収しないことを選んだと述べたが、従業員の解雇は一切予定していないと付け加えた。
その一方でルイ氏は、ギャラクシー・マカオの第3、第4フェーズ開発が、2月5日のカジノ営業停止の際に一時的に中断された後、現在は再び作業が再開されていることを正式に発表し、同社は2021年前半のオープンを目指す以前の予定にはほとんど遅れは出ないと自信を見せた。