マカオ政府は、今月実施した異例の15日間営業停止という措置の後で、2月20日午前0時からカジノ営業の再開を許可することを発表した。
月曜午後に行われた記者会見で、マカオ経済財政庁の李偉農(Lei Wai Nong)長官が、営業停止措置は当初の15日間を超えて延長しないことを正式に発表したものの、事業者には、再開準備のために、30日間の延長申請を行う選択肢が与えられている。申請は今後2日以内に行わなければならない。
事業者はまた、この30日の延長期間中は、業務を縮小することも認められているが、全てのカジノが30日間の閉鎖期間終了時に営業を再開する必要がある。
この営業再開にはいくつかの条件が設けられており、その中には事業者がゲーミングテーブルを一定の間隔を開けて設置することや、従業員が今後もマスクを着用すること、従業員および客に対して体温チェックを実施することなどが含まれている。
政府はまた、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために実施中の対策として、中国大陸からマカオに戻ってくる非居住者のスタッフは、入境が許可される前に14日間の検疫の対象となることを発表した。
住民と観光客はこの段階では検疫期間に入ることを求められておらず、李長官は大陸から到着する旅客数は「極めて少ない」ことが予想されていると説明した。 しかしながら、必要と見なされた場合、入境要件は再び厳格化される可能性がある。
日曜、中国大陸からマカオに入境した訪問者数はたった1,400人に減少した。
カジノ再開にも関わらず、アナリストたちは、今後しばらくの間客不足が続く可能性が高いと述べている。