大阪府は14日、米国のMGMリゾーツと地元パートナーであるオリックスとの共同チームが、適格な入札を行なった唯一の事業社であったと発表し、同社が大阪の統合型リゾート開発を目指す最終事業者候補となった。
ラスベガス・サンズ、メルコリゾーツ&エンターテインメント、ウィン・リゾーツの直近の撤退に続き、以前の報道により、大阪府市のパートナーとなるIR参入レースにおいて、ギャラクシーエンターテインメントグループとゲンティン・シンガポールを含めて3社が残っていると言われていた。その時点で撤退した3社全て、代わりに横浜市へ専念する計画を明らかにした。
また一方で、先週の大阪IRのRFP締切に際し、大阪府市は14日の記者会見で、適切な応募は1事業社のみであり、MGMが2021年の政府により認定される3つのIRライセンスのうちの1つを勝ち取るのにもっとも有力な位置にいることを明らかにしました。
記者会見後まもなく、ゲンティン・シンガポールは、「大阪・夢州地区特定複合観光施設設置及び運営事業のRFPへの参加を断念しなければなりませんでした」とする声明を発表しました。ゲンティン・シンガポールは明確な撤退理由を明かさなかった。
代わりに、ラスベガス・サンズ、メルコ、およびウィンとともに横浜に専念するだろう。
ゲンティン・シンガポールは、「取締役が相応しいとみなす条件」において日本での統合型リゾート開発と、「取締役が必要または適切であるとみなす事の全てを行い、そして全ての書類を作成して、入札及び日本IRの計画への当社の投資を実行する」ための株主の承認を受け取ってからわずか2週間足らずで決断を下した。
同社は以前、「1都道府県または1都市に関して100億米ドルを超えない投資額で入札を行うための株主の承認を求めている」と述べていた。
金曜日、ゲンティン・シンガポールは「多くの株主様の意見を慎重に検討した上で、誠に遺憾ながら、今後の大阪IRプロジェクトへの参加継続を断念させて頂くことに相成りました。 …当社にとって今回は苦渋の決断であり、大阪の皆様とこれまでに温めてきた交流をふまえたうえで、この決定をお伝えせねばならないことは心より残念な思いです。
なお今後、ゲンティン・シンガポールは、現在取り組んでおります横浜市のIR事業コンセプト募集(RFC)への参加に専心する事で、横浜をMICEや多彩なレジャー施設の導入により、世界で最も卓越したディスティネーション(絶対訪れるべき観光地)とすべく、魅力的な提案を提供できるよう全力で努めて参ります」と述べた。