マカオのゲーミングコンセッション保有6社と複数のジャンケット事業者が、中国大陸での新型コロナウィルスの救援活動および制圧のための取り組みの支援に2億マカオ・パタカ(約27億円)以上を寄付している。
中央政府駐マカオ連絡弁公室が先週、寄付金一覧を公表し、VIPの最大手事業者であるサンシティグループが、最高額となる合計4,150万マカオ・パタカを寄付したことがわかった。
その寄付金には、サンシティグループのアルヴィン・チャウCEOが故郷である広東省肇慶市に個人的に寄付した1,000万元(1,150万マカオ・パタカ)が含まれている。
ゲーミングコンセッション保有全6社が同様の寄付を行っており、ギャラクシー・エンターテインメント・グループ、MGMチャイナ、SJMそしてウィン・マカオがそれぞれ2,000万マカオ・パタカを、サンズ・チャイナは中国大陸での新型ウィルスと闘う取り組みの支援に2,000万マカオ・パタカと、現地マカオコミュニティの支援に500万マカオ・パタカを寄付した。
メルコの2,000万香港ドル(2,050万マカオ・パタカ)の寄付は、新型ウィルスが最初に発生した湖北省の赤十字社へと送られる。
マカオのジャンケット事業者の「ビッグ4」も寄付を行っており、タク・チュン・グループは週末、湖北省に2,000万香港ドルとマスク10万枚、そしてマカオ特別行政区にマスク10万枚を送ることを発表した。
Meg-Starグループは、武漢市および湖北省での防疫対策を加速させるために、「Wuhan Coronavirus Special Fund(武漢新型コロナウィルス特別基金)」の設立に1,000万マカオ・パタカを寄付し、廣東集團(Guangdong Group)もまた、連絡弁公室を通じて1,000万香港ドルを寄付した。
マカオのゲーミング事業者による寄付金:
事業者 | 寄付額 |
サンシティグループ | MOP$4,150万(約5億7,000万円) |
サンズ・チャイナ | MOP$2,500万(約3億4,300万円) |
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ | MOP$2,500万(約3億4,300万円) |
タク・チュン・グループ | MOP$2,050万(約2億8,100万円) |
メルコリゾーツ | MOP$2,050万(約2億8,100万円) |
MGMチャイナ | MOP$2,000万(約2億7,500万円) |
SJM | MOP$2,000万(約2億7,500万円) |
ウィン・マカオ | MOP$2,000万(約2億7,500万円) |
廣東集團 | MOP$1,050万(約1億4,400万円) |
Meg-Starグループ | MOP$1,000万(約1億3,700万円) |