フィリピンのゲーミング規制当局、PAGCORが、2019年12月31日までの12カ月間のゲーミング粗収益757.6億比ペソ(約1,619億円)を報告した。2018年からは11.7%の増加となっている。
木曜に公表されたPAGCORの19年度包括利益計算書によると、同期間の利益は90.1億比ペソ(約193億円)で、前年と比べて71.4%の減少となった。昨年の数字は、ソレアの所有者兼事業者のブルームベリー・リゾーツへの土地売却に押し上げられていた。
それにも関わらず、収益、利益の両方が、PAGCORが掲げていたそれぞれ744.2億比ペソと24.3億比ペソという2019年の目標を上回った。
PAGCORは、50%の政府収益分担分や5%のフランチャイズ税など、大統領令による憲章に定められている通り、合計397.7億比ペソのゲーミング税と拠出金を支払い、それによって純収益は396.5億比ペソとなっている。また、企業の社会的責任の取り組みで140億比ペソ以上を、そして事業費としてさらに140億比ペソも支払った。
2019年のゲーミング収益には認可カジノからの286.8億比ペソとPOGOからの57.3億比ペソも含まれていた。
フィリピンは、ランドベースおよびPOGO両方のライセンス一時発行を停止しているにも関わらず、今後数年間、アジアで最も早いスピードで成長するゲーミング法域の1つであり続けることが予想されている。