水曜の朝、日本におけるIR推進派と反対派の間の大きな溝が露わになった。カジノに反対する抗議者が、第1回[横浜]統合型リゾート産業展での横浜市平原敏英副市長による基調講演を妨害した。
300人を超える聴衆に向けた平原副市長による演説が始まって10分が経過した時、前列に座っていたその抗議者は、マイクが内蔵されたヘルメットをかぶり、副市長に向かって「カジノはいらない、カジノはいらない」と繰り返し、その後向きを変えて、聴衆に向かって3度同じ言葉を繰り返した。
その男性が副市長の方向へと歩き出したと同時に、イベントスタッフの1人が駆け寄り、席に戻るよう促した。一方で副市長は何もなかったかのように演説を続けた。
さらに10分が経過した時、その抗議者と友人が立ち上がり、「カジノはいらない」と再び繰り返しながら会場を後にした。 驚くことに、地元のカジノ反対派グループの代表と見られるその抗議者は、どの時点においても誰からも退出を求められることはなかった。
横浜では、林文子市長が8月に、統合型リゾートの誘致を目指す決断をしたことを正式に発表し、7者がIR提案書を準備していると伝えられている。