マカオの衛生局が、全カジノ従事者に勤務中のマスク着用を義務付けている。
マカオのゲーミング規制機関、ゲーミング監察協調局(DICJ)の発表によると、衛生局局長は水曜、感染症の予防と治療に関する法律第2号(2004)に従って、カジノで働く全ての人に呼吸用保護マスクの着用を求める通知を出した。
この命令は、死に至る場合がある新型コロナウィルスの拡大の可能性を防止する狙いで、木曜夜の時点でこのウィルスによる死者は18人、患者は630人以上で、中国大陸から少なくとも7カ国に広がっている。
DICJは、法の順守を確保するためにすでにマカオのカジノの検査を開始したと述べ、39のカジノの従業員は、この命令に従うとともに、IR施設の清掃を念入りに行なっていると付け加えた。
同局は、「春節の間、DICJの検査官がカジノに配置され、24時間カジノの入場と営業の監視にあたり、ゲーミング企業の様々な感染病予防対策の見直しを続ける予定だ」と述べた。
DICJは今月に入って、事業者に対してカジノ入口でのゲストおよび従業員の体温チェックを実施するよう指導を行い、新型ウィルスによる肺炎の予防・管理対策強化のための追加の体温検知装置購入を支援すると約束した。