SJMホールディングスは、完全子会社でマカオのカジノライセンス保有者のソシエダーデ・デ・ジョゴス・デ. ・マカオ. SA(SJMSA)と、NYH Gestão de Vendas a Retalho Limitada(NYH)の間で交わされた契約の詳細を発表し、後者がマカオで2店目となるニューヤオハン百貨店をコタイの統合型リゾート、グランド・リスボア・パレスで開店・運営することがわかった。
Gestão de Vendas a Retalho Limitadaは、STDMの子会社で、SJMの54.06%を保有する過半数株主。
契約の条件の下で、NYHには、正式な開始日から12年6カ月間、新しい小売りスペースを使用する権利が与えられる。SJMによると2020年4月になる見込み。
しかしながら、SJMは、ショッピングモールのグランドオープンは開始日から少なくとも6カ月間は行われない予定だとし、小売業務の開始は早くて10月になると説明した。
SJMはまた、どちら側にも最初の6年間は契約終了の資格がない一方で、SJMSA側には、ニューヤオハンの敷地を追加のゲーミングフロアとして利用することでグランド・リスボア・パレスのカジノスペースを拡張する必要が生じた場合には、その後のいずれのタイミングでもそうする権利が与えられていると述べた。NYH側は、6年目の売上が1年目の150%を下回った場合に終了することができる。
報告書の中でSJMは、「SJMSAのライフスタイルに注目したコタイの新統合型リゾート、グランド・リスボア・パレスは2014年に建設を開始し、完成に近づいている。営業許可書発行のための申請を間もなく行うことができる。総面積の90%以上が、ショッピング、ダイニングそしてエンターテイメントといったあらゆる種類の非ゲーミング施設に充てられる。
店舗使用権契約を交わすことは、(i)有名百貨店ブランドである『ニューヤオハン』がグランド・リスボア・パレスのゲーミング及び非ゲーミング施設両方に人の流れを誘導する。そして (ii) 店舗使用権契約は、長期的にグランド・リスボア・パレスの小売りスペースのおよそ3分の1を占めるアンカー販売店から当グループへの収入を生み出すことになることから、グランド・リスボア・パレスの成功にとって戦略的に重要だと思われる」と述べた。